春日部市と匠大塚(中央区日本橋)が包括的連携協定を締結するため5月7日、市役所で調印式を行った。
市と匠大塚は、相互の連携を強化し、地域の活性化や市民サービスの向上を図る。包括的連携協定は2007(平成19)年5月から始めた取り組みで、市はこれまでも共栄大学、埼玉りそな銀行、イトーヨーカドーなどと同協定を締結してきた。
石川良三市長は、「協定締結できたことは大変意義深い。これまでもまちづくりに多岐にわたり協力をいただいてきたが、協定の締結が双方にとり有意義なものとなるよう最善を尽くしたい」と話した。式には同社の大塚勝久会長、大塚勝之社長などが出席。
大塚会長は、「春日部本店は大塚家具発祥の地で意義深い店。4年たったが苦労もあった。これまで世界中から良い商品を調達し、準備が整ったところでの締結となりうれしい。いろいろな事業が始まるとのことで積極的に参加していく」と話した。
「春日部市の皆さまにはお世話になってきたのでお返しがしたい。たくさんの客が来るようにし、まず周りの皆さんに繁盛していただきたいと思う」とし、「先月27日には青山に出店した。今後東武鉄道が通っている沿線の百貨店の中に店舗を持ちたい」との展望も語った。