世界150カ国で開かれている、起業や新規事業に必要な知識や技術などを学べる、「Startup Weekend（スタートアップウィークエンド）」が5月24日～26日の3日間、春日部で開かれる。主催はNPO法人「Startup Weekend」。

　2007年にアメリカで始まり、国内でも東京をはじめ北海道や沖縄など多くの都市で開かれてきたが、埼玉県では今回が初開催。参加者は金曜の夜から日曜の夜までの54時間で、チームを作り、事業アイデアのプロトタイプ作りや、専門家によるコーチングを受ける。最終日には、市内の会社経営者などから成る審査員の前でプレゼンテーションし、優勝チームを決める。

　春日部開催の企画発案、コーチとしても参加する「PARARIA（パラリア）」の浅見貴則社長は、「自分は東京でのイベントに2回参加した。チームと組んで行うので、イベント終了後にも近況報告をしたり、普段は知り合いになれない人とつながれたりするなど大変有意義だった」と振り返る。

　「春日部周辺の20代の人が会社を起こすことやイベントを行うなどの話をあまり聞いたことがなく、春日部で開催したら面白いのではないかと思った。具体的に何かをやっていない人でも興味がある方は気軽に参加してもらえたら」と呼び掛ける。

　開催場所は、24日は「Kitchen Shoku Bar Village」。25日・26日は春日部市民活動センターぽぽら春日部。
参加費は、一般＝9,800円、学生＝7,000円（3日間7食分の飲食費込み）。最終日26日の見学は3,500円（飲食費込み）。