「第14回春日部工芸協会展」が10月3日~6日、東部地域振興ふれあい拠点施設「ふれあいキューブ」(春日部市南1 )で開催された。
同協会は2004年に設立され、翌年から毎年展示会を開いている。今年は約50人の会員が出品され、ほぼ新作がそろった。根本武子会長は「会員の皆さんは毎年思いを込めて作品作りに取り組んでいる。今回は平成最後の作品展、そのことを心に留めて制作したことが見て取れる。色やトーンが落ち着いた作品が多く、全体がまとまっている」と話す。
展示作品は、手織り・陶芸・ポーセラーツ・七宝焼き・革工芸など多岐にわたる。「手作りで創意創作していく楽しさを、もっと若い人や未体験の人にも体験してほしい」と、初心者でも制作できる体験講習も行っている。
革工芸の体験講習では、革のチャームを制作。ハート型の牛革にアルファベットや花、星座などの刻印を打ち込み、水性の染料で色を付けていく。
毎年展示会に足を運ぶ来場者もおり、どのように制作したのかなどを熱心に質問する光景も見られる。次回は来年10月に開催予定。
春日部工芸協会 連絡先 048―735-2730 根本武子