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春日部工業高生製作のミニ電車に乗って出発進行、文化祭もアピール

ミニ電車に乗る来場者

ミニ電車に乗る来場者

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 春日部工業高校(春日部市梅田本町1)の機械科課題研究電車班が製作したミニ電車に乗車できるイベントが10月7日、イトーヨーカドー春日部店(春日部市中央1)で開催された。

プレゼンする春日部工業高生

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 会場では、東武鉄道の「リバティ」、JR新幹線の「はやぶさ」、JRの新幹線電気軌道総合試験車、通称「ドクターイエロー」の3つのミニ電車が実際に室内を走行。最後部に生徒が乗り、発車ベルを鳴らし、バックする際には「バックします」と声を掛けた。会場には、同高創立50周年を記念し製作された車両を含め5点も展示し、来場者の撮影スポットとなった。

 同班隊長の本澤知治さん(3年)は「開始1時間で300人ほどの方が来場して驚いたが、とてもうれしい。子どもたちが楽しかったと言ってくれると、とても励みになる」と話す。会場では生徒たちが現在どのような取り組みをしているかなどのプレゼンも行った。

 生徒たちは今年の夏休みから11月10日の春工祭(文化祭)に向け、今までにない規模の取り組みに挑戦中。機械科と建築科が合同で取り組み、全長400メートルの線路や電車を格納するアーチを製作し、3種類のミニ電車が走行するという。現段階で直線レール31本、カーブレール54本を製作し、3000カ所以上を溶接。アーチは製作が進むにつれて想定外のことが起きたため、計画を変更しながら進めている。

 全長400メートルのレールは直線から楕円のレールへとつながって周回することから、途中で5カ所のポイント(分岐器)が必要となる。ポイント製作の際には、写真や買ってきた模型を研究し自分たちだけで製作してみたがうまくいかなかった。そこで東武鉄道に協力を仰ぎ、実際の現場で教えてもらうなど本格的な製作を進めている。春工祭は、11月10日開催。

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