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春日部でプロアマ混成オーケストラ演奏会 設立2年目、交響曲「シェエラザード」演奏も

約50分の交響曲を演奏した「春日部フィルハーモニー管弦楽団」

約50分の交響曲を演奏した「春日部フィルハーモニー管弦楽団」

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 「春日部フィルハーモニー管弦楽団」が10月6日、第2回定期演奏会を市民文化会館大ホール(春日部市粕壁東2)で開催した。

指揮者は渡邉康雄さん

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 2018(平成30)年1月にプロとアマチュアの演奏家約30人で結成した同楽団。同年9月に県立春日部高校で行った設立記念コンサートには、約400人が来場した。

 現在はメンバーが約60人に増え、コンサートに向け8月から毎週日曜に3時間ほど合同練習を行ってきたという。

 前半は連作交響詩「我が祖国」の「モルダウ」、幻想序曲「ロメオとジュリエット」を、後半は約50分にわたる交響曲「シェエラザード」、アンコールでは「ハンガリー舞曲第5番」演奏した。

 楽団代表でフルート奏者の高橋一泰さんは、「『シェエラザード』は、演奏時間が50分以上あり、オーケストラ全体で音のタイミングやニュアンスをそろえ、表現するのが難しい曲。皆で気持ちを合わせて完成できたことは、大きな自信につながった」と話す。

 「今回は会場を春日部市民文化会館大ホールに移したこと、メインプログラムに(演奏時間の長い)大作を選んだことなどチャレンジの演奏会となったが、観客の皆さまと共有できた2時間はすばらしいものだった。昨年設立したばかりだが、多くの方のご協力で演奏会が成り立ったことを本当に感謝している」とも。

 市内在住の来場者の一人は、「近代の曲が聴けてうれしい。前回よりも楽器が増えたことで迫力が増していて良かった」と笑顔を見せていた。

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