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「今年こそ晴れて」 8年越しの野外観能願い、春日部薪能の舞台設置始まる

境内に設置される舞台

境内に設置される舞台

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 春日部八幡神社(春日部市粕壁)で10月19日に行われる第19回薪能(たきぎのう)の、野外舞台の設置が始まった。

板図面に従い設置していく

 能舞台を野外にしつらえ、周囲にかがり火をたいた中で演目を演じる能楽「薪能」。同社では隔年で行われており、今年は狂言方和泉流・野村萬斎さん、シテ方金春流・櫻間右陣さんなどが演者として登場する。

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 1982(昭和57)年に始まり、雨天時は春日部市民文化会館(粕壁東2)で行われてきた。2011(平成23)年の第15回から舞台設置をしている梅国建業の梅田竜之介さんは「野外舞台設置は9月11日から始めている。地面は土で平らではなく傾斜もあるが、舞台と客席を同じ高さにし、安全に設置することに細心の注意を払う」と話す。

 「18時に開演し、周囲にかがり火をたくので、それを生かすために周辺の人工の光が客席から見えない作りにするよう気を配る。当日、屋内となった場合は野外ほど大掛かりではないが、屋内用を持っていく。舞台を設置した後は、板にくぎが出ていないか、めくれがないかなどを手で触って確認している。自分たちが作った舞台で、演者の方が演じているのを見ると誇らしい気持ちになる」と話す。

 「自分が担当している2011年の第15回から前回までの計4回は、雨が降り、文化会館で行われた。今年こそは晴れてほしい」とほほ笑む。

 観能券は完売したが、10月12日には櫻間さんが各演目の見どころを実演を交え解説する「能を知る集い」が入場無料で開かれる。開催時間は14時~16時。

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