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春日部八幡神社で「薪能」  野村萬斎さんの狂言、櫻間右陣さんの能など披露

「成上り」を演じる野村萬斎さん(撮影=政川慎治)

「成上り」を演じる野村萬斎さん(撮影=政川慎治)

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 春日部八幡神社(春日部市粕壁、TEL 048-752-3430)で10月19日、「第19回 春日部薪能(たきぎのう)」が行われる。その観能券が8月1日、発売される。

演目「竹生島」から(撮影=三上文規)

 屋外に能舞台を設(しつら)え、周囲にかがり火をたいた中で演目を演じる能楽「薪能」。今回の演目は素謡(すうたい)「翁(おきな)」、仕舞「高砂」、狂言「成上り」、能「竹生島」で、演者は狂言方和泉流・ 野村萬斎さんや、シテ方金春流・ 櫻間右陣さんら。

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 隔年で開催し、雨天時は春日部市民文化会館(粕壁東2)で行っているが、第15回~18回は雨のため、同館で行った。

 宮司の押田豊さんは「1982(昭和57)年の八幡神社造営650年の記念行事として薪能を披露し、以来、隔年で行っている。大きな節目の第10回には、櫻間さんに新作の能を依頼した。春日部重行や、当社のご神木であるイチョウを基に、演目『春日公孫樹(かすがいちょう)』を作ってもらい披露した」と振り返る。

 「古典芸能は、昔の話というわけではなく、現代の人に伝えたいメッセージが込められている。演目によるが、子を思う母の心や、家族をいとおしく思う心など、心の部分が凝縮されている。若い世代の方にも観覧してもらえたら」とも。

 観能券は7,000円。同社で10月12日には、櫻間さんが各演目の見どころを、実演を交えて解説する「能を知る集い」を入場無料で開く。

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