春日部に小・中学生向けのプログラミングコース、ユーチューバーコースを備えた塾「A’s(エース)」(粕壁1、TEL 048‐878‐9249)が10月5日に開塾して2カ月がたった。
「プログラミングコース」は、2020年からプログラミングが小学校で必須科目になることを見据えたもので、基礎から学ぶ。「Youtuberコース」では、ユーチューブの基礎知識から動画編集や情報発信、アクセス数を上げるための戦略、SEO対策、収益構造、メディアリテラシーなどを学ぶ。
春日部市内の学習塾「PARARIA(パラリア)」でも講師を務める鈴木将平さんがプログラミングを教え、「Youtuberコース」は、現役高校生のユーチューバーが講師を務める。鈴木さんは「今後はよりIoT化していくので、仕事でプログラミングを使う機会も増えると思うし、必要となる知識の一つ。プログラミングには大会があるので、世界大会も視野に入れて学んでいく」」と話す。
「Youtuberコース」の講師は、バラエティー系の動画などをアップし、現在チャンネル登録者数5920人のグループ「パンクシティ」の一員、「しょーま」さん。「生徒たちは既にユーチューブで自分のチャンネルを持ち、動画を上げている。普段は学べない、番組を構成するための話す技術や、コミュニケーション能力、発想力、想像力も身に着く。ユーチューバーのメリットは自分のやりたいことを表現できることや、多くの人と触れ合えること」
「反対に不特定多数の人と触れ合うということで、リスクもあるが、以前よりもリスクは低くなってきた印象。顔を出さなくても声のみでの動画もできるので、リスクを減らせる選択肢もある。今後スマートフォンの5Gサービスが始まることや、通信料金が下がってくると思うので、動画産業はより一層盛り上がると思う。AIが単純な作業を担っていくので、自分なりの形でアウトプットできる人が活躍できる時代にもなる」と力を込める。
鈴木さんは、「プログラミングとユーチューブの両コースがある塾は、ほかにあまり無いと思う。興味を持っていてもなかなか踏み出せないこともあると思うが、実際にやってみると動画をアップすることは難しくなく、プログラミングも今から学んでおけば学校の授業がより楽しく学べると思う」とも。
今後は、企業の広報や自営業の人が情報発信について学べる、大人向けの「マーケターコース」も開設予定。