令和初となる春日部市成人式が春日部市民文化会館(粕壁東)で1月12日に行われた。
今年新成人となったのは1999年4月2日から2000年4月1日生まれ。男性は1099人で女性は1079人の、計2178人で前年よりも90人少ない。同会館前では成人式の看板を前に記念撮影をする姿や旧友との再会を喜ぶ姿が見られた。
式典は「春日部西ロータリークラブ子供エイサー教室」によるエイサー演舞披露で幕を開けた。市内中学校3年生時の教員が出演する「恩師からのメッセージビデオ」が上映されると、「懐かしい。(恩師が)全然変わってない」などの声が聞かれた。
例年、司会者や「二十歳の誓い」の発表者は新成人から公募している。新成人の代表として登壇した須田いづみさんは「これまでの失敗や葛藤があったので成長し、今の自分がある。幸せになるためにもっともっと挑戦していくことを二十歳の誓いとして掲げたい」と発表した。
式典参加者には、幅広い年齢層の市民で構成された成人式実行委員会が中心となって企画・編集した、「恩師からのメッセージ」や「かすかべ親善大使からのメッセージ」「新成人の思い」を盛り込んだ31ページに及ぶ記念誌や、春日部の特産品の桐箱の小物入れが配布された。
新成人となった高木奈美さんは、「久しぶりに友だちと会えてうれしい。4月から都内で働くが、友だちがいるから住むなら春日部がいい」と笑顔を見せる。参加者は1485人(春日部市発表)で、式典は滞りなく行われた。