春日部の洋菓子店「菓子工房 レガール」(春日部市牛島)が10月13日に創業祭を行い、創業3周年を迎えた。
オーナーシェフの山根弘志さんは、春日部の正善小学校、緑中学校卒業で現在も春日部在住。子どものころは「キットカットを良く食べていたが、ケーキはあまり食べていなかった」と言う。小学校のころに始めたバスケットボールが好きで、フレンチを専攻した調理師専門学校卒業後もクラブチームなどでプレー。
その後フレンチシェフとして働ける職場を探していたが、製菓店の募集が多く、製菓の知識が無いまま製菓の会社に就職。同期に追いつこうと必死で勉強したという。地元に戻り10年ほど数軒の洋菓子店で修業した後、念願だった自分の店を持った。
「調理師の学校に入ったころから、生まれ育った春日部で店を開こうと思っていた」という夢をかなえ、3年前にオープン。開店から1~2カ月は、想定以上の来店客があり、うれしい悲鳴で「そのころの記憶が無い。パントリー内で眠る毎日だった」と振り返る。
こだわっている点は世代に関わらず食べやすいおいしさ。「素材の酸味や甘味を生かしても、食べた時にはなめらかで調和されている味を目指している」と山根さん。店内は、作っているところが見え、山根さんが客の顔を見えるようにと厨房をガラス張りにし、ライブ感を大切にしている。
営業時間は9時30分~20時