市内飲食店のテークアウトや外出自粛のサポートになる情報を集めたウェブサイトやフェイスブックページ「#春日部コロナアクション」を4月10日、「NEXT商店街」が公開した。
カテゴリー検索には、「マスク」「除菌」「テイクアウト」などがある
「NEXT商店街」は、埼玉県が実施する「NEXT商店街事業」該当地区として春日部駅東口商店会連合会管轄エリアが選定され、2019(令和元)年4月に発足した若手会員を主体に立ち上げられたまちづくり組織。
情報発信部会の部会長を務める橋本和伸さんは、「新型コロナウイルス感染拡大防止や緊急事態宣言などで苦しくなった店が多い。お客さんが安心して店を利用できるようなテークアウトやケータリング情報、自作マスクの販売、専門職による免疫アップ体操の動画配信など、対策に関係がある情報を掲載する」と話す。
主にSNSで情報を集めるが、SNSを使っていない店には同会メンバーが直接取材に行き、掲載規定にのっとり情報収集する。ウェブサイトとフェイスブックで運営し、「#春日部コロナアクション」をハッシュタグとし、拡散していく。
橋本さんは「もともとは、2月ごろから春日部駅東口商店会連合会エリアの情報を掲載するウェブサイトを作成していた。新型コロナウイルスの影響が甚大になるにつれ、エリアに関係なく、東口でも西口でも、春日部市全体の情報を掲載していく必要性を感じた。厳しい状況が続いていて、長引く可能性が高い。どうにかこの状況をプラスに転換できるような情報を提供していきたい」と力を込める。
春日部市商工振興課では、同企画を全市的な取り組みにできないか検討している。