越谷市の総合公園多目的運動場(越谷市増林3)で9月29日、越谷商工会議所青年部によるシークレット花火が上がった。
同会議所青年部は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で深刻なダメージを受けている市内の事業者を応援し、まちのにぎわいにもつなげるため、8月24日から「シークレット花火・越谷応援プロジェクト」を開始。
プロジェクトは、越谷市の商工業者、企業、店舗へのエールの言葉と写真を、「#越谷シークレット花火」「#(店名か会社名)」のタグを付けてSNSに投稿してもらい、投稿数に応じて後日花火を打ち上げるというもの。混乱や3密を避けるため、花火を上げる日時や場所は公開していなかった。
同会議所青年部の広報担当 中村直弘さんは「SNSへは1480投稿いただき、多くの方に興味を持っていただいた。これがまちの活性化の起爆材となり、今後も続いていけば。花火の打ち上げ数に上限があったことと、密にならないようにと時間を調整し、約15分の打ち上げ時間となった。天気を懸念していたが、大成功してうれしい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
10種の花火、245発が打ち上がり、関係者や集まった見物客からは歓声と拍手が沸き起こった。