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越谷のカフェ「ボーダーカフェ」いったん閉店 春日部で来春新店開業へ

店舗外観

店舗外観

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 越谷のカフェ「BORDER CAFE(ボーダーカフェ)」(越谷市レイクタウン8)が10月25日、閉店する。

新店でも販売予定の人気パン「あんこギッフェリ」

 2016(平成28)年1月8日にオープンし、スイスの生地メーカーから輸入して店内で焼き上げたパンやサンドイッチ、コーヒーなどを提供。店内で使う食器の販売や手作り雑貨、家具の販売もしていた。

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 社長の中村隆之さんは「ライフスタイルをキーワードとして、住宅展示場内の店でもあることから、お客さまの新しい生活が始まる場所として、生活が豊かになるような、喜んでいただけるような店作りを目指した」と話す。

 もともとアパレルやベッドメーカーなどを経て起業した中村さん。「衣食住の衣と住はやってきた。どちらも顧客サービスへの考え方は変わらないので、これまで得た経験やスキルを基盤としながら自分で何かやりたいと思っていた。知人がキッチンカーを運営していたこともあり、仕事を辞め、知人のキッチンカーに携わるようになった。パンを販売しながらイベントに出店していた」と振り返る。

 中村さんは2014(平成26)年2月にキッチンカーで起業。起業した場所は春日部だった。春日部駅東口側に事務所と厨房を構え、平日はパンの移動販売、週末はケータリングでイベントや住宅展示場などに出店していたという。

 その後縁があり同カフェをオープン。「最初は8時から営業していたが、あまり来店がないとか、なかなかお客さんが根付かないこともあり、ケータリングに力を入れていた。3年目からはお客さんがお客さんを呼んでくるようになり、両方順調になった」と話す。

 埼玉県内を中心として、テレビCMやコンサートなどへのケータリングを行っていたものの、コロナ禍となり、ケータリングの仕事が無くなった。「これからという時だった。でも驚いたことに、ケータリングはなくなったが、お店への来店は増えた。新規のお客さまも増え、ありがたいなと感じた」と中村さん。

 「そんな中、諸事情によりやむを得ず閉店せざるをえなくなった。ケータリングが主ではあったが、コロナ禍でも来客が多かったことから、やはりお店を大切にしていきたい、ここで経験したものを大切にしたいと思い、店を出そうと思った。起業時に受け入れてくれたスタート地点である春日部への移転を決めた」と心の内を明かす。

 「新店が地域の方々に愛されるカフェになり、それが春日部の活性化につながったらうれしい。カフェから文化やコミュニティーが生まれると思うので、ワークショップなど何かを発信することもしていきたい」と力を込める。

 「今後は春日部だけではなく、つながりがあるレイクタウンにいつか戻ってくるかもしれないし、まちに愛されるカフェを複数出店なども考えている」とも。

 新店は春日部市内で1月中にオープン予定。