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春日部のコワーキングスペースで二郎インスパイア系ラーメン 閉店危機からの挑戦

店主の伊勢英忠さん

店主の伊勢英忠さん

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 コワーキングスペース「Kitchen shoku Bar Village(キッチンショクバービレッジ)」(春日部市中央1)が12月16日からカウンターをラーメン店として二郎インスパイア系ラーメンの提供を始めた。

ラーメン豚マシ 全マシマシ

 日中はコワーキングスペース、夜はイベントなどを行い、飲食や酒の提供もする同店。店主の伊勢英忠さんは「英語を勉強し、仕事がしたい」と18歳で秋田県から上京。英語の専門学校に通うも、「夢が無いと感じて退学した」と言う。その後、営業職などを経て10年ほど前に結婚を機に春日部に移り住んだ。

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 「住んでいる人が良い人だと感じた。夏祭りなど近隣のイベントを企画した時に、皆が協力してくれ、良くしていただいた。第二の故郷のように感じ始めて、恩返ししたいと思うようになった」と伊勢さんは振り返る。

 大宮にある「コワーキングスペース7F(ナナエフ)」を見学した際に関心を持った伊勢さん。「いろいろな職業の人が仕事をし、力を合わせ新商品開発やサービスを作っているのを見て、楽しそうだと思った。春日部にも作りたいと2017(平成29)年12月15日にコワーキングスペースを開いた」と話す。

 「店を経営するも、イベントが少ないことなどもあり収支が合わず、毎月苦労している。電気代が払えず、カンパしてもらい払ったこともある。経営がギリギリでも何とか2周年を迎えたが、店の前オーナーがラーメンを出してはどうかと提案してくれた。ほかに選択肢が無かった。撤退するか、ラーメン出すかの二択だった。もともとラーメンは好きだったし、挑戦しようと思った」と言う。

 「豚が如(ごと)く」というラーメン店名とし、一品のみの提供。自家製の厚切りチャーシューやモヤシ、キャベツをのせ、非乳化の豚骨スープで、太麺の「ラーメン」(850円)。ニンニク・野菜・油・カラメ(しょうゆ)の追加は無料で、大盛は(1,000円)、豚マシ(チャーシュー)は(1,050円)。

 「最初は失敗ばかりだった。作るのに時間がかかり、お客さんが帰ってしまったこともあるが、新規のお客さんが来てくれ、またラーメン好きな人がおいしいと言ってくれるのがうれしい。目立たない場所にあるものの、想定よりも来てくれている。味も改良し、サービスも改善しているので、もっともっといろいろな人に喜んでもらい、ラーメンを食べながら音楽ライブを見るなど、ほかのお店では無いサービスを提供していきたい」と力を込める。

 ラーメン提供時間は11時30分~14時30、18時~23時。コワーキングスペース営業時間は10時~24時。