自身のスタジオオープンを控えた春日部市内在住のガラス作家、Northernlights佐々木淳さんが9月22日~24日、市外のガラス作家2人と共に作品展と作品を作るデモンストレーションを行った。
佐々木さんは元々彫金でジュエリーを制作していた。しかし形は変えられても色は変わらない彫金よりも、作品自体に絵が描け、中にも色が入れられ、さらに造形も自由で制限が無いガラスに魅了され、ガラス作家に転向して13年ほどになる。
作品はネットやイベント会場、ギャラリーで販売しており、アメリカや中国など海外からの注文もあるという。今回のイベントはガラス作家3人によるデモンストレーションだが、佐々木さんらによると、海外では複数の作家が集まってデモンストレーションを行うことは珍しいことではないが、日本ではあまりないという。
まずは、佐々木さんとKengtaroさんによるデモンストレーション。それぞれがバーナーを使い、ガラスの形を変え純金や純銀などの鉱物を使って着色していく。ガラスを加工している時は、火の温度が2000~2500度にもなるため、作家はかなりの高温にさらされる。作家も来場者も火の中のガラスが良く見えるように、また目を守るためにも保護眼鏡を装着。来場者は作家の説明を聞きながら食い入るようにデモンストレーションに見入った
見る角度や光の加減で色が変わり、さまざまな表情を見せるガラス作品の数々。春日部市内はもとより、愛知県や神奈川県など遠方からも足を運んだ来場者たちは作品を手に取り、いろいろな角度から眺めていた。