東武動物公園(南埼玉郡宮代町須賀、TEL 0480-93-1200)で現在、繁殖期を迎えたクジャクの求愛行動が見られる。
同園はインドクジャクを5羽飼育し、そのうちの3羽はインドクジャクの白変種であるシロクジャク。3月~6月にかけて繁殖期を迎えるため、雄が雌にアピールするために飾り羽を広げ、羽を揺らし「ザーザー」と音を立てる「ディスプレー」という求愛行動をとる。
飾り羽はオスだけにあり、個体差はあるものの1.6メートル~1.8メートルほどの長さ。飾り羽をはじめとした羽は繁殖期を過ぎると少しずつ抜け始め、3月ごろに全て生え変わるという。
飼育員の須釜勝さんは「羽の数が多ければ多いほど美男子。若い雄は少ないが、成長すると増えていく。雌に羽を広げて見せる場合は求愛だが、雄に向かって見せる場合などは、テリトリーから追い出すことや雌に近付くなということ」と話す。
「9時~16時ごろまでの暖かい時間帯に羽を広げることが多い。春に見られる鳥の素晴らしさを見ていただければ」とも。