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幸手にスリランカカレー弁当店 「母国の味を日本に浸透させたい」

スサンタ・セナさん

スサンタ・セナさん

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 スリランカカレー弁当店「お弁当KamuKamu(カムカム)」(幸手市東2、,TEL 0480-48‐6478)が6月19日、幸手市にオープンした。

カムカムプレート カリー6種弁当

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 スリランカ産のスパイスを使うスリランカカレー弁当を提供する同店。店主のスサンタ・セナさんはスリランカで生まれ育った。「外国で勉強したいと思っていた。スリランカで日本の評判が良かったことから、日本に留学し、日本工業大学に入学。ものづくりを総合的に学んだ」と振り返る。

 同大学がある宮代町に住んだスサンタさんは「最初は言葉の壁があり、食べ物をはじめ、人との接し方の違いなどでカルチャーショックも多かった。友だちづくりも、外国人が少なかったので、大変だった」と話す。

 一度は日本の会社に就職したものの、自分で貿易会社を興すことにしたスサンタさん。「日本でいろいろなことを学び、幅広く自由にやりたいと思っていた。スリランカの若い人たちを経済的にサポートしたいという思いから、スリランカからの技能実習生を日本の企業に紹介する事業も始めた」と言う。

 現在はコロナ禍で、貿易業がほぼストップしているため、「ぼーっとしているわけにもいかない」と、以前からやりたいと考えていたスリランカカレー弁当店を開くことにした。

 弁当に入るのは、旬の野菜を使ったスリランカカレー6種類。スサンタさんの母親の味を再現しているという。単品の唐揚げや飲み物も用意する。カレー弁当には、最大6種類のカレーを盛り合わることができる。スサンタさんがお薦めという「カムカムプレート カリー6種類弁当」(750円)をはじめ、「お子さまカリー弁当 チキン」(300円)、「セイロンミルクティー」(アイス=280円)、「マンゴーラッシー」(300円)などがある。辛さの調整やベジタリアン対応もできる。

 スサンタさんは「スリランカ料理は、ココナッツミルクとスパイスを多く使い、油分は少なめでさらりとした口当たり。日本食のようにカツオだしを使っているカレーもある。スパイシーなスリランカカレーを日本の家庭に浸透させていきたい。今後チェーン展開していけたら」と力を込める。

 営業時間は、11時~14時、16時30分~20時。水曜・日曜定休。

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