埼玉バーチャル観光大使オーディションの結果が11月14日に発表され、バーチャルユーチューバー(以下、Vチューバー)の「春日部つくし」さんに決定した。
埼玉県がVチューバーの人気や発信力に着目し、埼玉の観光を盛り上げようと企画した同オーディション。7月1日に始まった募集には40人の応募があった。1次選考は、「春日部つくし」「花野彩晴」「奏天まひろ」「西園」「エリーナ・ラフィール」の5人が通過した。
2次選考は、Vチューバ―が制作した観光動画に対し一般視聴者が投票を行い、春日部さんは2万2877ポイントを集め1位となった。有識者による最終選考の結果を埼玉県民の日の11月14日、同県誕生150周年を記念して行われた「150 th anniversary Specialイベント」の中で発表し、春日部さんが初代の埼玉バーチャル観光大使となった。
取材に対し、春日部さんは「この度は埼玉バーチャル観光大使への任命いただき本当にありがとうございますわ!2018年よりあーし(私)を知った方に『埼玉っておもしろい!』と感じていただけたらと活動を続けて参りましたが、まさか2021年には埼玉県そのものと協力して埼玉のPRをすることができるとは想像もしておりませんでした」(原文ママ)とコメントを寄せた。
春日部さんは、バーチャルキャラクターが県をPRするのは全国的にもまだ少ない活動例だと話し、「革新的な企画を立ち上げてくださった埼玉県に心より感謝申し上げつつ、今までとは違った角度からの埼玉PRを楽しみにしていただければと思います!将来、親戚に『観光大使を務めた親族がいるんだよ!』と自慢していただけるように今の埼玉を全力でPRしていきたいですわね!埼玉へのさらなる注目をよろしくお願いいたしますわ!」(原文ママ)と力を込める。
結果発表直後の同日16時50分ごろ、春日部さんが自身のツイッターアカウント「春日部つくし 埼玉バーチャル観光大使!(@kasukaBe_nyoki)」で同観光大使に選ばれたことを報告した投稿には、3447リツイートと7012のいいねが寄せられ、コメント欄には選任を祝うコメントが約460件寄せられている(11月16日11時現在)。
12月中旬の任命式を経て春日部さんは、観光PR動画の制作・配信などで活動していく。