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春日部産赤米を使ったパンケーキ、地元カフェレストランのメニューに加わる

春日部産赤米のパンケーキを持つシェフの松浦輝幸さん

春日部産赤米のパンケーキを持つシェフの松浦輝幸さん

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 春日部産の赤米を使ったパンケーキが12月17日、米菓製造販売の三州製菓(春日部市銚子口)が経営する「S-terrasse(エス・テラス)」(銚子口、TEL 048-792-0701)のメニューに加わった。

春日部産赤米のパンケーキ

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 同社は東京都文京区で1947(昭和22)年に創業し、1970(昭和45)年に米菓のモデル工場を春日部に新設。地元とのつながりを強くしていきたい、地産地消できるカフェレストランを作りたいという思いから、2014年にカフェレストランをオープン。無農薬野菜を中心に、その日の朝採れた野菜などを使ったメニューを提供している。

 埼玉県産の玄米を使った、熟成玄米と地元野菜のランチプレートなどを提供している同店。日本の米のルーツといわれ、まちづくりの一環として2001年から赤沼地区で栽培が始まった赤米を使ったメニューを提供したいと考え、赤米パンケーキをメニュー化した。

 シェフの松浦輝幸さんは「小麦粉と赤米の配合割合が難しかった。赤米が多いと膨らまずベチャッとなる」ということで、何度も試作を重ねた。生地はオーダーが入ってから混ぜ、「膨らみや食感が変わってしまうため作り置きはできない。赤米の色も混ぜたてだと発色が良い」という。

 使っている赤米は、春日部産の農産物などに力を入れ、伊勢神宮の奉納品として赤米が選定されたこともある、市内の「筒屋」が生産。「もっちりしていて、かんでいるうちに赤米の甘さが出てくるので、まずはシロップなどをかけずに食べていただきたい」と松浦さん。

 春日部産赤米パンケーキは700円(税別)で、北海道産生クリームを好きなだけのせることができる。

営業時間は11時~18時(パンケーキのオーダーは14時から)。月曜定休。

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