春日部市成人式が1月13日、春日部市民文化会館(粕壁東2)で行われた。
今年新成人となったのは1998年4月2日から1999年4月1日生まれの2,268人で、前年よりも11人増えた(春日部市発表)。10時の開場を前に、文化会館周辺は晴れ着に身を包んだ新成人であふれ、旧友との再会を喜び合い、一緒に写真を撮る姿が多く見られた。
式典は、春日部女子高生によるソーラン節の演武披露で始まった。「恩師からのメッセージ」と題した、市内の各中学校教員から、新たな人生の一歩を踏み出す新成人へのビデオメッセージが上映されると、歓声や拍手が起きるなどの盛り上がりを見せるも、真剣に見入っていた。
式典の司会や「二十歳の誓い」の発表者は新成人から公募。比嘉礼央奈さんが新成人代表として登壇し、「今までの20年を振り返ってみると、多くの出会いに恵まれ成長することができた。出会いがあり自分はここにいる。関わった全ての人に感謝している。『自分自身の成長のため、出会いを大切にする』ことを二十歳の誓いに掲げたい。」と発表した。
春日部市では、「新成人を地域全体で祝福し、春日部市らしい式典ができれば」と、高校生から60代までの市民により構成された実行委員会が、平成21年度成人式から企画などに関わっている。今年はソーラン節や記念誌・記念品、ビデオの企画・制作などを行った。市民ボランティアが記念写真の撮影を手伝い、着付けを直しに来た新成人を案内するなどの姿も見られ、式典は滞りなく行われた。
式典参加者は1,493人(春日部市発表)だった。