蜂蜜や蜂蜜関連商品を販売する店「Kasuka Bee(カスカビー)」(春日部市樋籠)で8月3日、マルシェイベントが開かれる。
養蜂家の田中麻美さんが、2016(平成28)年に創業した同店。田中さんが養蜂家になったきっかけは、義父が自宅の敷地に迷い込んだ分蜂群(ぶんぽうぐん)を飼っていたこと。田中さんは「初めは怖いイメージしかなく、私は蜂蜜を食べるだけだった。主人が興味を持って手伝い始め、私はその様子をブログに書いていた」と振り返る。
田中さんも徐々にハチに興味を持ち始め、養蜂に携わるようになった。「どうやって蜂蜜ができているのかなどを観察していたら、怖さよりかわいさを感じるようになり、養蜂するようになった」という。
田中さんのブログには、蜂蜜がどこで買えるのか問い合わせが来るようになった。当初は欲しいという人に届けていたものの、問い合わせが増えたため自宅に販売ブースを作った。今では田中さんが1人で養蜂し、近隣の飲食店に蜂蜜を卸したり、不定期で蜂蜜の量り売りをしたり、蜜ろうで作ったラップなどを販売したりしている。
田中さんは「8月3日のはちみつの日に、何かイベントをしたいと思った。蜂蜜を委託販売してくれている店に感謝の気持ちを込めて、初めてマルシェイベントを行うことにした。委託販売先の商品を当店で販売し、ワークショップも行うので皆さんに楽しんでもらえたら」と話す。
同店は蜂蜜の量り売りとミツロウラップのほか、「came came30(カメカメサンマル)」「sayuri(サユリ)」「遊佐農場」「珈家(かや)」「あんず屋」「カフェ イチカ」「I BAKE(アイベイク)」の食品や雑貨を販売する。「scent(セント)」はオリジナルアクセサリーを作るワークショップ、「春日部第一薬局」は漢方の量り売りや体質チェックを行う。
田中さんは「蜂蜜は春日部産で非加熱のもの。花の香りがして、自然な甘さ。蜂蜜を味わうだけではなく、少しでもハチについて知ってもらえたら」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~15時。入場無料。