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越谷市とイオンモールが協定 大相模調整池の水辺活用で地域のにぎわい創出へ

大相模調整池周辺を視察した。(左から)福田晃越谷市長、大野元裕埼玉県知事、岩村康次イオンモール社長

大相模調整池周辺を視察した。(左から)福田晃越谷市長、大野元裕埼玉県知事、岩村康次イオンモール社長

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 越谷市とイオンモール(千葉県美浜区)が8月27日、「(仮称)大相模調節池河畔 水辺活用に関する基本協定」を締結した。

事業対象区域は約31,000平方メートル

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 埼玉県は2021年から川の再生事業の一環として、企画の段階から民間事業者などと県と市が連携し良好な水辺空間づくりを進め、地域振興を図る事業「Next川の再生・水辺deベンチャーチャレンジ」を始めた。

 越谷市が同事業に登録した大相模調整池はイオンレイクタウンに隣接し、ボートやカヌーなどの水上スポーツができ、周辺ではイベントも行われるなど地域の憩いの場として活用されている。洪水時には、約120万立方メートルの水を元荒川から導水して貯留できる。

 市が地域と連携して水辺活用に取り組む民間事業者を公募したところ、イオンモールを事業候補者として決定。同協定を締結した。締結式は水辺のまちづくり館(レイクタウン4)で行われ、大野元裕埼玉県知事立ち会いの下、福田晃越谷市長と岩村康次イオンモール社長が協定書にサインした。締結式で福田市長は「相互の強みを発揮し、水辺の都市景観を生かしたさらなる魅力あるまちづくりに取り組む。水辺といえば、越谷のレイクタウンといわれるまちづくりをしていきたい」と述べた。

 協定事項は、良好な水辺と都市空間の形成、にぎわい創出、地域との連携による魅力の向上、魅力の発信。同社の提案には、水上デッキや飲食店、アウトドアが楽しめるコミュニティースペースなどの整備があり、今後は市・県・同社の協議を中心として、地域との意見交換などを経て、施設の整備やソフト事業などに取り組む。施設は、イオンレイクタウン・アウトレットの北西側に2025年度中のオープンを目指す。

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