春日部駅高架化関連工事の富士見町地下道延長工事の完成が、9月上旬に延びた。
春日部駅東口付近は、ビルや旧東口駅舎が取り壊されたり、東口側に仮線路を設置するための路盤工事をしていたりなど、複数の場所で駅高架化の関連工事が進んでいる。2月には春日部駅東口の仮駅舎の供用が始まった。
富士見町地下道は、伊勢崎線上り仮線路を設置するため、東側の地下道を延長させ、新たな出入り口を建設する。昨年10月から出入り口の移設に伴う支障物移設工事、既存出入り口沿いの水路の撤去工事などを行い、現在は延長する出入り口の階段を建設している。
埼玉県鉄道高架建設事務所の担当者は「当初6月末に完成予定だったが、地盤対策に時間を要したため完成時期が9月上旬になる見通し。駅高架化工事全体のスケジュールに影響はない」と話す。同工事に伴い、地下道内東側突き当たりの壁は取り壊し、地下道内の蛍光灯はLEDに変え、床を塗り替え、バリアフリーの手すりを設置する。新しい出入り口に切り替えた後、旧出入り口は閉鎖し撤去する。