2024年3月オープンを目指すキャンプ施設「キャンプナノ越谷キャンプ場」(越谷市東町5)で10月29日、ログハウス作りイベントが開かれる。
越谷在住の妹尾浩平さん、早南さん夫婦が共同代表を務める同施設。2人は浩平さんの転勤でいろいろな場所に移り住んだ後、越谷で定住を始めたが、程なくしてコロナ禍に突入。早南さんは「子どもとの外遊びもままならず、夫とリフレッシュできる場所を探している時に、越谷にキャンプ場があったらいいねという話になった。皆さんにも喜んでもらえるのではないかと思った」と振り返る。
自分たちで造ることを決意し、浩平さんは越谷の会社に勤務しながら夫婦で施設建設のプロジェクトを進めている。市役所や県庁を訪ねたり、越谷でまちづくりをしている人物に会いに行ったりして情報を集め、地元のイベントにも参加。キャンプの紹介やまき割り体験、アウトドアグッズ販売などを通して、キャンプ場を造りたいという思いを伝えている。
施設の建設場所は、耕作放棄地などさまざまな場所を当たり、中央住宅(南越谷1)が所有する雑種地に決めた。現在はブロックやフェンスを作り、ログハウスの管理棟の基礎を作っている段階。完成後のキャンプ場に愛着を持ってもらおうと、今回、ログハウスを組み立てる体験イベントを企画した。
早南さんは「キャンプ場造りを通じてたくさんの人と知り合い、越谷がとても好きになった。このワクワクを皆さんと共有できたら。ここをきっかけに、人と人がつながっていく場所にできたら」と力を込める。
参加費は3,000円(弁当、保険含む)。13日13時から参加を受け付ける。