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春日部にピザ作り27年の店主のテイクアウト専門ピザ店 カットピザも販売

(左から)金子征司さん、詩織さん

(左から)金子征司さん、詩織さん

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 ピザ店「Portare(ポルターレ)春日部店」(春日部市小渕)がオープンして、6月1日で1カ月がたつ。

半熟たまごのカルボナーラ(関連画像)

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 店主の金子征司さんと妻の詩織さんが切り盛りするテイクアウト専門の同店。征司さんは小学生の頃、元料理人だった叔父にオムレツやチャーハンの作り方を教わって作るなど、小さい頃から料理好きだった。料理人の道に進んだのは、テレビ番組で料理人が調理する姿を見て、「あんな風になれたら」と憧れたことから。

 征司さんが16歳の頃、夜は調理師専門学校で調理を学びながら、東京のイタリアンでアルバイトとして働き始め、主にピザを作っていた。その後、埼玉県内のイタリアン店で働き、料理長を務めたことも。イタリアン「ベルパエーゼ春日部店」(備後東4)で働いていた時に、詩織さんと出会い結婚。独立しようとした矢先、コロナ禍に突入した。

 征司さんは「キッチンカーで独立を考えていたが、外装や販売方法などの計画を1年かけて練り直した」と振り返る。2021年10月、征司さんはまだ店で働いていたため、詩織さんがキッチンカーでピザの販売を開始。2023年3月から夫婦で経営を始めた。

 キッチンカーは夏季は暑さで運営が厳しいことや、生産拠点が必要だったことから、今回、工房を構えた。詩織さんは「理想的な物件が春日部で見つかった。春日部は生まれ育った街で、なじみがある。そうしたこともあり、生産拠点としてだけではなく窓口での販売も始めた」と話す。

 ピザは自家製生地、自家製ソースで作る。直径約30センチのホールピザと4分の一カットを販売。スタンダードメニューは「マルゲリータ」「明太子とポテト」(ホール=1,400円、1カット=350円)。週替わりメニューとして、ジェノベーゼソースと旬の野菜で作る「ヴェルデ」(同1,800円、同450円)、「半熟たまごのカルボナーラ」「ポルチーニと生ハム」(同2,200円、同550円)などがある。「フルーツソーダ」(500円)、「コーヒー」(ホット・アイス共に250円)のドリンクも用意する。

 詩織さんは「お客さまがカットピザを買う時、皆さん必ず『少しですみません』などと謝ってくれる。当店では一切れでも食べて喜んでもらいたいのでカット販売している。気兼ねなく注文してもらえたら」と話す。

 「キッチンカーの時に買いにくかったお客さまなど、駐車場もあるので気軽に立ち寄ってもらえれば」とも。

 店舗営業日は主に火曜日。イベント出店などにより営業日は変わる。毎月の営業日はウェブサイトやインスタグラムで案内する。

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