スーパー「ラーテルマルサン武里店」(春日部市大枝、TEL 048-795-9302)が7月11日、オープンする。
1983(昭和58)年、沼田勇さんが越谷市で創業し、越谷市、吉川市、久喜市、桶川市に展開するスーパー「マルサン」。コンセプトとして「お客さまのために より良い品をより安く」を掲げる。
運営会社「マルサン」(越谷市花田)の専務の沼田勇一郎さんは「お客さまへのサービス向上を目指しつつ、内部では各店が部門で売り上げ対決をするなど、遊び心を持って運営している」と話す。
これまでの「マルサン」は郊外型で約600坪前後の大型店舗だったが、春日部店は住居密集地に立地することから、店舗面積を約400坪と縮小し、業務をより効率化するという。同社が「食品迷路」と呼んできた店内全ての商品エリアを通過してレジにたどり着く動線は設定しない。
沼田さんは「春日部店は、生鮮食品売り場の比率を増やす一方で、既存店にはある『食品迷路』をなくし、より便利に使ってもらえるようにした。今後の店舗展開を見据えた中小規模店舗のスタート店となる。楽しむ気持ちやチャレンジ精神を持ちながら、お客さまのために運営していきたい」と話す。
店名の「ラーテル」は、イタチ科の哺乳類ラーテルから。沼田さんは「ラーテルは自分よりも大きい動物にも立ち向かう強さがあるということから、当スーパーも、大手に負けずに頑張るぞという思いを込めた」と説明する。
店長の小林信彦さんは「住宅地や団地などが近く、お客さまの顔が思い浮かぶような立地。日常的に手頃な価格で提供し、皆さまの生活をしっかり支えていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~20時(日曜は9時から)。7月11日は8時30分から営業する。