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春日部のブルワリーが地産の甘夏使う商品 香りや酸味が特徴

「甘夏ペール」

「甘夏ペール」

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 春日部の醸造所「赤沼ロマンブルーイング」(春日部市赤沼)が6月21日、新商品「甘夏ペール」の販売を始めた。

【写真】グラスに注いだ「甘夏ペール」

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 2023年5月にオープンしたブルワリー。赤沼地区で農薬を使わずに栽培した赤米を米こうじとして使う。「あかマルコ」「しろマルコ」「きんマルコ」「くろマルコ」の4種のビールのほか、日本茶を使うビールや期間限定ビールも販売する。

 経営する筒屋社長の筒野広康さんは、市内産の農産物を使ったビールを醸造しようと、これまでさまざまな素材を使い試作してきた。今回の甘夏は筒野さんの友人が育てたもの。

 筒野さんは「飲みやすく、おいしいビールになる素材にはなかなか出合えない。甘夏のビールは昨年、東武鉄道の特急スペーシアX(エックス)で期間限定販売し好評だった。昨年は当店でほとんど販売しなかったが、今年は、口当たりをより滑らかに、より深みを出すためにモルトの配合を変えたり、小麦を使ったりするなどレシピを変えて販売することにした」と話す。

  筒野さんは「甘夏の香りがする。味わいは、甘夏の爽やかな酸味やペールエールの苦みの後に、甘夏のほろ苦さを感じる」と話す。

 「クラフトビールは、ビールが表現できる幅が広いことを伝えることができる。地域性を生かした素材を使えるのも面白い。多く流通しているビールと味も違い、酔うだけでもなく、楽しめるビールになると思う。今後も市内産の農産物を使うビールを開発していきたい」と意気込む。

 内容量は330ミリリットルで、価格は860円。営業は土曜・日曜の13時~17時30分。

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