春日部市のブルワリー「赤沼ロマンブルーイング」(赤沼、TEL 048-734-0501)が12月17日、複数飲食店のチームがオリジナルビールを造る「CRAFT BEER RELAY(クラフトビアリレー)」の醸造を始めた。
市内で栽培した赤米を米こうじにしてビール醸造に使う同店。これまで定番ビール4種や期間限定ビールなど約15種のビールを醸造してきた。醸造は200リットル単位で行っていたが、11月に50リットルで醸造できる設備を購入。これまでよりも手軽にオリジナルビールの醸造が可能になったことから新サービスを始めた。
飲食店4、5店舗単位でチームを組み、ローテーション制で毎回変わる代表者がどのようなビールを作りたいかを取りまとめ、醸造したビールをチームで販売する。醸造は50リットルから受け付ける。販売は330ミリリットル瓶やたる。
初回の参加店は「サルヴェ」(越谷市)、「ニクイモアブラ」「けいらく」(以上、春日部市)、「スオーロ エ ラディーチェ」(宮代町)。来年1月下旬に醸造が完成する予定。
赤沼ロマンブルーイング代表の筒野広康さんは「自店が代表になるまでに、顧客と『こんなビールはどうか』などと会話でき、コミュニケーションやつながりを強くすることができる。チームの店を紹介し合い、お客さんがそれぞれの店に足を運ぶきっかけにもなると思う」と話す。
「ビール造り方は何百通りもあるので、ビールの可能性を知ってもらいたい。ビールだからこそできるコミュニティーも見てみたい」とも。