「春日部大凧あげ祭り」の2張の大だこに書かれる文字が「東京」「五輪」に決定し、旧宝珠花小学校体育館と江戸川小中学校体育館で2月23日、文字書きが行われた。
国の選択無形民俗文化財に指定されている「春日部大凧あげ祭り」は、江戸時代から始まった伝統行事。昨年は、縦15メートル・横11メートルの大だこ「令和」は3度目の挑戦で浮上、「元年」は2度目の挑戦で大空に舞った。
今年の大だこ文字は「東京」「五輪」に決定。小だこの文字は、市内小学校5年生の応募56件の中から選定し「挑戦」「感動」となった。庄和大凧文化保存会の下若組が「東京」「挑戦」、上若組が「五輪」「感動」などを制作する。
例年一般参加者が文字書きに参加できるが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として見学のみとなり、同会会員と主催者で9時頃から制作に取り掛かった。
庄和大凧文化保存会の川島栄会長は「春日部で東京五輪も選手も応援しようということで、この文字となった。大だこがあがれば選手のやる気も高まるのではないかと思う。大だこ2張ともあげる」と意気込む。
企業や個人商店向けのコマーシャルだこの注文も、3月末まで受け付けている。