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越谷のデザイン会社が無料コロナ対策ポスター マスク着用と距離、呼び掛け

公園でのマスク着用とソーシャルディスタンシングを呼び掛けるポスター

公園でのマスク着用とソーシャルディスタンシングを呼び掛けるポスター

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 越谷のデザイン会社「DRESSERS(ドレッサーズ)」(越谷市レイクタウン8)が、新型コロナウイルス対策のためのマスク着用やソーシャルディスタンシングを呼び掛けるポスターの無料データ配布を5月8日に始めた。

公園以外で使うことを想定したポスター

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 企業や商品のブランディング、オリジナルグッズの企画・販売を手掛ける同社。社長の石川真理花さんは「ポスターを制作したきっかけはオフィス近くの公園。公園では、早朝にジョギングしたり、休みのたびに家族で行ってレジャーシートを敷き、作ったおにぎりを食べたりする。日常で癒やしを感じリラックスできる、目的が無くても家族で気軽に楽しめる場所。最近公園利用者が増えているがマスク着用や距離が保たれていないことがある」と話す。

 「健やかな当たり前の日常風景を大切にしたいという気持ちと、子どもたちのためにも、マナーを守ることで感染を防ぎ、公園を快適に使っていきたいという思いがある。最近飲食店などで、無料のマナーポスターをよく目にするが、身近な住人や地域の子どもたちに向けたものはあまりないので制作することにした」と石川さん。

 公的機関の情報などを参考に、ポスターを制作。デザインは「マスク着用編」と「ソーシャルディスタンス編」の2種。「公園だけではなく、どのような場所でも使えるよう、『IN PARK』の文字無しも作った。こんな状況だけど今はお互いに頑張ろう、思いっ切り遊べるようになるために我慢しようという思いを言葉に込めた」と話す。

 5月14日16時時点で170回ダウンロードされたという。「もともとは公園用に作ったが、市外の人から、『マスクを着用していない人が気になっていたので、まちの通りに掲示した』や、『対策した上で、公園で遊ぶのが良い』などの感想を頂いた」と言う。

 「安心で快適な公園利用のためや、1日でも早く元の日常を取り戻すために、市町村・各自治体や住民の皆さまに活用いただけければ。公園など公共施設や公共の場などに掲示する場合は、必ず各地域の公園管理担当部署や各担当部署などに許可を得てほしい」と呼び掛ける。

 今回の動向を見て、ほかの感染症対策で身近な住人や地域の子どもたちに向けた無料ポスターも検討していると言う。「共感してもらえるような表現で、なおかつきちんと伝えられるようなポスターデザインを作ることができれば」とも。

 「DRESSERS」のホームページでダウンロードできる。

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