越谷市内の飲食店テークアウト情報を検索できるウェブアプリ「越谷テイクアウトMAP」が6月19日から、イートイン利用情報の掲載を始めた。
越谷商工会議所と「まちづくり越谷」(越谷市越ヶ谷3、TEL 048-940-8676)が共同で運営する同アプリは4月18日に公開。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で市内の外食産業が冷え込んでいることから、何か力になれることがないかと両者が模索。テークアウトできる店を掲載するアプリの開発に至った。
「まちづくり越谷」社長の井橋潤さんは「6月に入り市内の飲食店がイートインを再開し始めたものの客足が伸びていないところもあり、イートインに比重を置き後押ししたほうが良いと考え、イートイン店の情報掲載を始めた」と話す。
現在市内のほとんどの飲食店がテークアウトもイートインも行っているという。「うちの店は安心安全だから来てくださいという店の新型コロナ対策の写真や文章、お薦めメニュー写真などを掲載している」と井橋さん。アプリには6月25日現在で、テークアウト店120店、イートイン店41店を掲載している。
「現在アプリには、消費税込みで600円以上店内飲食すると、300円引きになるクーポンがある。その資金は、市内の個人や企業から頂いた寄付金を充当している。当初は寄付金が集まるか不安だったが、こんなに集まるとは。とてもありがたく感謝している」と話す。
「イートイン店の掲載が始まり、クーポンの効果もあってか、飲食店からは徐々に客足が戻ってきたとの話も聞いた。このアプリは手探りで始めたが、効果が出ているとのことで非常にうれしい。飲食店がにぎわうとまちがにぎわう。今後は飲食店だけではなくほかの業種も支援ができたら」と力を込める。
クーポンはなくなり次第終了。