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首都圏外郭放水路、整備点検し「出水期」に備え 防災のため情報活用案内も

6月12日の降雨により、施設内に残った残水を倉松川に排水している様子(提供=国土交通省 江戸川河川事務所)

6月12日の降雨により、施設内に残った残水を倉松川に排水している様子(提供=国土交通省 江戸川河川事務所)

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 首都圏外郭放水路(春日部市金崎)は、平時に加え、特に川が増水しやすい6月1日から10月31日までの出水期でも、いつでも稼働できるよう整備点検を行っている。

6月12日の増水で地下神殿に貯留している様子(提供=国土交通省 江戸川河川事務所)

 同施設を管理している国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所は5月、庄和排水機場のポンプ設備・電源設備、第2~第5立坑のゲート設備・電源設備について、設備の動作確認を伴う試運転を行い、設備全体の機能、状態の把握と機能保持を目的に点検を行った。

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 6月12日の降雨により増水した河川水は、首都圏外郭放水路の第2、第3、第5立坑から地下トンネルに流下し、調圧水槽(通称 地下神殿)に貯留された。河川水の流入は12日から14日まで続き、江戸川に排水した。施設内に残った残水処理として15日~17日にかけて倉松川に排水。今年に入って3度目の流入となる。

 昨年10月の台風19号では、第18号水路、中川、倉松川、幸松川、大落古利根川より増水した河川水を第2立坑~第5立坑に取り込み、調圧水槽を経て江戸川に排水した。同台風での出水量は、施設運転開始から過去3番目となった。

 同事務所は江戸川・中川・綾瀬川流域などに、降雨により川がどの程度増水するかなどを判断するため降雨状況を監視、またデータ蓄積のために雨量観測所を、洪水時における水位観測で洪水予報や水防活動に必要な情報を提供し、渇水時には、用水の取水量や取水位の管理に用いるためなどやデータ蓄積のため水位観測所を、リアルタイムで川の状態を直接映像で見て、川の流れや河川空間を監視するためにライブカメラを、それぞれ複数設置、管理している。

 同事務所担当者は「普段からハザードマップや浸水想定区域図などで、お住まいの所が浸水の恐れがあるか確認し、前線や台風による大雨が予想される際には、雨量や水位情報などを確認し、避難を視野に入れた情報収集に役立ていただければ」と話す。

 通常時と比較した河川のライブ画像も、同事務所のホームページで公開している。「増水時には通常時と違う河川の様子が見られるが、増水中の河川は大変危険。河川に近寄らずにライブ画像を確認していただくことで、避難の判断などに活用いただければ」と呼び掛ける。