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越谷に埼玉県2店目のパン店「食ぱん道」 連日400本完売続く

店長の前田理江さん(中央)

店長の前田理江さん(中央)

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 越谷に「食ぱん道 越谷店」(越谷市花田5、TEL 048-972-6677)が9月12日にオープンし、連日400本が完売となるなど人気を集めている。

小麦の甘みを感じられるという「ぷれーん」

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 長野県長野市に本社を構える「食ぱん道」は直営店2店、フランチャイズ18店を展開する食パン専門店。「食ぱん道 越谷店」は直営店の浦和美園店に続き埼玉県で2店目となる。同店オーナーの石渡秀和さんは「米より、食パンの消費量が高くなってきている今、昔でいう『まちのお米屋さん』ならぬ『まちのパン屋さん』を目指している」と話す。

 グランドオープンの12日は740本が完売し、焼いた分全て完売となる日が続いている。店長の前田理江さんは「シンプルな作りで、砂糖や蜂蜜、生クリームなどを入れず、ご飯と同じようにかみしめて小麦の甘さを感じてもらうような、小麦の風味と味が分かるパン」と話す。

 全6種のパンは、小麦粉の種類や食感などに違いがある。看板商品は、カナダ産高級小麦の中心部分を使った、小麦の甘みを感じられる「ぷれーん」(300円)と、長野県産ゆめかおりと、北海道産ゆめちからの国産小麦100%を使い、小麦の香りが豊かで、目の詰まったモチモチ食感の「ゆたか」(380円)。

 前田さんは「パンは毎日店で朝3時30分から焼き、一日8回焼いている。種類により焼き方や焼く温度などが違うため、焼き上がり時間は調整中。今後はなるべく何時に焼き上がるなど、お知らせにできるようにしていきたい」と力を込める。

 国産果実を使用した甘さ控えめジャムもそろえる。「紅ほっぺ苺ジャム」「檸檬マーマレード」「甘夏柑マーマレード」「林檎ジャム」(以上全て140グラム、550円)、「ブルーベリージャム」(140グラム、650円)。「『ゆたか』に林檎ジャムを塗るのがマイブーム」と前田さん。

 「毎回来ていただくタイミングが完売時と重なってしまうお客さまもいる。お待たせしてしまうこともあり申し訳ない。同店のパンはスーパーに置いてあるパンよりは少し高いが、高級食パンというよりも、普段から食卓で毎日食べられる食パン。毎日来ていただいてお客さまと仲良くなれたらうれしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時30分~19時(売り切れ次第終了)。

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