「BEETHOVEN!!~ベートーヴェン 250周年記念公演~」が12月27日、越谷市中央市民会館(越谷市越ヶ谷4)の劇場で行われる。
越谷市で育ち、都内のコンサートホールで音楽事業の企画制作を仕事としている栄咲季さんが企画。「越谷でも音楽を届けるプロジェクトの手伝いをしていたところ、越谷に音楽事業がもっとあったら、市民が活躍できるような、一体感があるものがあったらいいなと思った。自分も地域に向けて発信したいと思い、今回企画した」と話す。
コンサートは、ワークショップとピアノリサイタルから成る。「今年はベートーベンが生きていたら250歳といわれている。さまざまな音楽家に影響を与え、1人で音楽の歴史を変えたような、素晴らしい偉大な人物。ベートーベンのすごさを伝えたいと思い、ベートーベンの楽曲、ロマン派、印象派、現代音楽などで曲を構成した」と栄さん。
出演するピアニストは、イタリアのイモラ国立音楽院に留学中で、現在一時帰国している鈴木椋太さん。栄さんと鈴木さんは大学で知り合った。「大学で、素晴らしいピアニストがいると聞いていた。実際に演奏を聞いたら素晴らしかった。コンクールや海外セミナーにて多数の受賞歴があり、音が繊細で美しく、かつダイナミックな演奏をする若手のピアニスト」と言う。
「今年は新型コロナウイルス感染症拡大で、マスクを着用しなければとか、コンサートでは、演奏会場を消毒して席の間隔を空けるなど、緊張感を持って運営している。都内でコンサートを再開した時、生の演奏が聴きたかったという声を多く聞いた。越谷でも音楽のシャワーを浴びて、少しでも癒やしを感じていただけたら」と期待を込める。
同日開催のワークショップ「ピアノであそぼ♪~喋(しゃべ)っても寝転んでもOKコンサート~」は定員に達したため募集を終了している。
13時開場、14時開演。料金は前売り=1,500円、当日=1,800円、高校生以下無料。
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