水着OEM生産を手掛けるベンチャーパートナーズ(埼玉県春日部市大場、TEL 048-812-7237)が「置きマスク」のサービスを始めた。
2011(平成23)年4月に創業。レディース衣料販売から始まり、服飾ブランドの水着製造と雑貨などの輸入販売をメインに行う。社長の小林茂雄さんは「水着製造のオーダーがコロナ禍のためキャンセルになりそうになったことから、水着を作る工場を助けるために水着の生地を使ったマスク生産を始めた」と言う。
2月から、「洗える水着の布マスク」を販売開始。「水着生地なので、UVカット加工されていて、洗っても色落ちしにくい。マスクフィルターが入るようにフィルターポケットを付けた」と言う。
11月からは配置薬、置き薬サービスからヒントを得て、飲食店などを対象として「置きマスク」のサービスを始めた。小林さんは「最近『マスク会食』という言葉も出てきた。飲食店でマスクを販売している所が少ないことや、マスクを着けていないお客さんが店に来ることもあるというところから、店に来てもらうきっかけづくりや売り上げ補強にもなればと思った」と経緯を明かす。
仕組みは、サービス利用店に商品を渡し、利用店は売れた分だけ後払いで代金を払う。マスクは無地で、色はホワイト・ブラック・ネイビー・グレー、サイズは、S・M・L、Lサイズのみ柄物もある。希望小売価格は1枚500円。「置きマスク」基本セットは、Sサイズ4枚・Mサイズ8枚・Lサイズ13枚の計25枚だが色やサイズは希望に応じる。
「1枚はサンプルとしてプレゼントする。使っていただき、使用感などを感じてほしい。商品の追加は連絡をいただいたら、速やかに届ける。店の業態は問わず、会社に置いてみたいというのも大歓迎。少しでもコロナ禍で大変な店の役に立てれば。春日部で育ち、ここで創業もした。地元のために何かできればと思っている」と力を込める。