春日部の「みどりスーパー」(春日部市米島)をはじめ「そこらへんの草」を使った商品を販売する店を巡る「通行手形スタンプラリー」の期間が1カ月、延長される。
みどりスーパーの入り口には、スタンプラリー制覇者名が掲出されている
同店は、魔夜峰央(まやみねお)さん原作の映画「翔んで埼玉」のせりふにちなみ、2年前から、アシタバや春菊、小松菜などの近隣で採れた野菜で作った「そこらへんの草天ぷら」を販売。SNSでつながった埼玉県内の店に「そこらへんの草」を使った商品開発・販売を持ち掛け、今年4月1日、24店が一斉に販売を始めた。同11日には参加店を巡る「通行手形スタンプラリー」も開始。
販売開始直後からテレビ・ラジオ番組や新聞など多数のメディアに取り上げられ、4月29日には、原作漫画本を出版した宝島社が同店に原作本を進呈。「何か応援することができれば。皆さんで楽しんでいただけて何より」(宝島社担当者)。
5月18日には、埼玉県のマスコット「コバトン」と「さいたまっち」のツイッターアカウント「コバトン家/ち」も「2019年公開の映画 #翔んで埼玉にちなんで#そこらへんの草をモチーフにした新しいグルメが登場したトン!#春日部市の#みどりスーパーさんでは#埼玉県産食材たっぷりの#そこらへんの草天丼を販売しているトン☆他のお店の#そこらへんの草を使った商品も見てトン♪」(原文ママ)とツイート。
同店総菜部で考案者の河内みどりさんは「スタンプラリーは5月末までの予定だった。スタンプラリーを制覇したのは6人(5月25日現在)で2巡目の人もいる。なぜこれほど広まったのか分からないが、全国の元埼玉県民の埼玉愛が爆発しているのでは。『もうブームが落ち着くかな』と思ったところに、新たなメディアに取り上げていただき、新たなお客さんが来てくれているため、スタンプラリーの期間を延長することにした」と話す。
期間延長に合わせ、参加店も増えた。「つながりから新たに越谷市の参加店が増えた。皆さん大変ながら、いろいろ工夫して営業している。そんな店の方々が少しでも『葉っP(ハッピー)』になれば」と笑顔を見せる。
新たな参加店は、越谷市の「Ritz Cafe」(北越谷4)、「北越ぎょうざ」(北越谷5)、「カラオケダイニングまりん」(袋山)、「La Gucchini」(東大沢1)、「小麦工房ひつじ」(大房)、「茶のみ すず」(北越谷2)の6店で、「通行手形スタンプラリー」参加店は合計30店となった。
スタンプラリー用紙は、同店をはじめ参加店で入手できる。
販売商品、販売時間などは店により異なる。6月30日まで。