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春日部の道の駅でツバメが子育て 30超の巣に調査団体「これほど多いのは珍しい」

餌を与えるツバメ

餌を与えるツバメ

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 道の駅庄和(春日部市上柳)の敷地内にツバメの巣が30以上あり、現在、ひなが育っている。

正面を向く3羽のひな

 道の駅は2005(平成17)年3月に開業し新国道4号線沿いに立地する。駐車場を含めた広さは約2万9000平方メートル。地元生産者の野菜や特産品を販売するほか、屋内レストランや屋外には軽食コーナーを備える。

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 同施設広報担当者は「オープンして2・3年でツバメが飛来し、巣を作った。当初は2つか3つくらいだった」と振り返る。今年も3月下旬から飛来。現在は、例年と同じくらいの数がいるという。毎年、この時期になると写真に収める利用客も多い。

 「巣の数が年々増え、今では30以上になった。1シーズンに約160羽が巣立っている。ひなが巣から落ちてしまうことがあるが、脚立を使い、できるだけ巣に戻している。店内に入ってきた時は外に出す対応も必要。いろいろあるものの、皆さんも楽しみにしているし、こちらもできることをして見守っていきたい」(広報担当者)と話す。

 同施設でツバメの観察や研究を行っているNPO法人バードリサーチ研究員の神山和夫さんは「ひなは卵から生まれて約3週間で巣立つ。生まれた時は2グラム弱。ハエやハチやチョウを食べ、巣立つときには18グラムくらいになる。冬になると日本では虫が少なくなるので東南アジアに移動する」と説明する。

 神山さんは「ツバメは、餌が多いところ、人が多いために天敵がいないところ、ツバメの仲間が多いところに巣を作る。昔は駅前や商店街などによくいたが、人通りが少なくなったことで減っているようだ。全国的に見て道の駅にツバメは多いが、道の駅庄和ほど多いところは珍しい」と話す。

 「こちらの道の駅にも設置したが、当NPOは、道の駅をはじめとする公共施設などに、ふん受けを贈るなどの活動もしている。巣の下にふん受けを設置すれば、ふんで床などを汚さない。ツバメが巣を作っても、優しい気持ちを持ってもらえたら」とも。

 ツバメが見られるのは8月中旬ごろまで。

 本館・直売所の営業時間は8時~19時。

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