ケーブルテレビ局「J:COM(ジェイコム)」のバラエティー番組が埼玉県誕生150周年を記念し企画制作した63市町村Tシャツで現在、「春日部」Tシャツが人気を集めている。
埼玉の魅力をもっと世間に知ってほしいという思いから、番組独自の視点で埼玉をピーアールするバラエティー番組「埼玉の逆襲」。かすかべ親善大使のビビる大木さんがMCを務め、「世界埼玉化計画」を目指し、時に自虐的に「ディスり」つつも、愛を持って誇れる埼玉の情報を発信している。
同番組は11月5日、11月14日の埼玉県民の日が県誕生150周年でもあることを記念して、埼玉63市町村名と「埼玉」「大宮」「浦和」をそれぞれプリントした計66種のTシャツを発売した。同社地域コミュニケーション統括部 西槇深緒さんは「番組でも埼玉150周年イヤーを盛り上げるべく、すべての県民の皆さまに楽しんでいただけるものを考えた。埼玉県民の『地元愛の強さ』と『控えめな県民性』に着目し、番組コンセプトの『愛ある自虐』に沿って、ちょっとダサいけどオモロイ、シンプルなデザインのTシャツを制作した」と話す。
11月18日は同番組公式ツイッター「たまやん。公式【埼玉の逆襲】」が「あのTシャツ、実はかなり売れてきているんやけど、ビビるさんのお膝元『春日部Tシャツ』が特に売れてるみたいやで」(原文ママ)とツイート。MCのビビるさんは「春日部Tシャツ」と祝いを表す絵文字とともにリツイートした。
同社によると、11月21日現在、売れているTシャツランキングは、埼玉県63市町村の中で1位は「春日部」、2位「さいたま」、3位「上尾」と「狭山」。66種全デザインでは1位「埼玉」、2位「浦和」、3位「春日部」となっている。
春日部が人気となっていることについて、西槇さんは「地元愛の強さに加え、番組MCのビビる大木さんが春日部出身ということは影響が大きいと思う。現在、同番組とコラボTシャツを販売しているアパレルブランド『RUDIE‘S(ルーディーズ)』が春日部にあることも大きな要因だと考えられる。2つのTシャツをセットで購入する方も多い」と話す。
TシャツはS・M・L・XLの4サイズ(各1,700円)で、オンラインサイト「ちょこたび埼玉オンラインストア」で販売する。