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春経2021年上半期ランキング、1位は「個人宅のバラ」、「そこらへんの草」も上位に

ニュース配信時の遠藤さん宅の庭

ニュース配信時の遠藤さん宅の庭

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 春日部経済新聞の2021年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、個人宅のバラ200種250本が満開になった様子を伝えたニュースだった。

3位になった、「うどん自販機」

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 ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 春日部の個人宅のバラ200種250本が満開 「皆さんに喜んでほしい」(5/10)

2. 「そこらへんの草」を使った商品 春日部のスーパーなどで埼玉県民限定販売(4/1)

3. 春日部のラーメン店に「うどん自販機」 昭和49年製造の自販機を再生利用(6/14)

4. 越谷「はかり屋」に肉メインのビストロ Uターン開業で地域の活性化目指す(6/11)

5. 埼玉・松伏町にオリーブ使うカフェ新店 苗木や関連商品も販売(1/27)

6. 春日部のそば店「長寿庵」が9カ月ぶり営業再開 おかみが亡き店主の思い継ぐ(2/12)

7. 春日部駅高架化  仮線路用地確保などのため駅東口テナントビル撤去工事開始(1/29)

8. 春日部に埼玉初進出のラーメン店「ゴル麺。」 創作つけ麺など提供(2/22)

9. 「そこらへんの草」に大きな反響 販売店増、早くも春日部のご当地グルメに(4/9)

10. 越谷・イオンレイクタウンにマイクロブタと触れ合える「マイピッグカフェ」出店へ(2/26)

 ランキング1位は、春日部市内の個人宅で、250本のバラが満開となり見頃を迎えたことを伝えたもの。バラ好きが高じて日本庭園だった庭を洋風の庭にし、3~4年ほど前からオープンガーデンにした遠藤行雄さん宅。多くのバラが咲き誇る庭は見応えがあり、来訪者が多かったという。

 妻の美香さんは「遠方からも多くの人が来てくれた。コロナ禍でも癒やされた人が多くよかった。住所は公開していないが、市内在住の人の案内でたどり着いた人もいるなど、コロナ禍でも人と人のつながりが感じられ、とてもよかった。来訪した人から差し入れや手紙などもたくさんいただき感謝している。既に来年に向けてバラを植え始めた。庭を広げ、パーゴラを設けるなどしている。来年はどのようになるかは分からないが、来訪してくる人がいれば応対させてもらいたい」と話す。

 2位と9位は、春日部のスーパー「みどりスーパー」(米島)をはじめとする越谷市や杉戸町などの複数店で4月1日、魔夜峰央(まやみねお)さん原作による映画「翔んで埼玉」の「埼玉県人には『そこらへんの草』でも食わせておけ」というせりふにちなみ、地元産の野菜を使った「そこらへんの草」商品や、「そこらへんの草」にまつわる商品の販売が始まったことや、連日完売が続くなどの大きな反響があったことを伝えるニュース。

 テレビやラジオをはじめとする多くのメディアが取り上げ、同商品の販売店を巡る「通行手形スタンプラリー」も始まった。最終的な参加店は30店になり、6月30日で同スタンプラリーは終了した。

 同スーパー総菜部の河内みどりさんは「コロナ禍だが何ごともなく、盛況のうちにスタンプラリーが終わってよかった。野菜が嫌いなのにスタンプラリーを制覇した人がいたり、参加店主も埼玉県産野菜を食べる頻度が増えたと話したりするなど、健康に貢献できたのかもと思う。参加店では新しい顧客が増え、店同士や農家ともつながるなど、いろいろな人のつながりができたと聞いている」と振り返る。

 「たくさんメディアにも取り上げてもらい、今も盛り上がりの火は消えていない。今後は、埼玉県産野菜をさらに盛り上げ、子どもや高齢の人にも野菜を食べて元気になってもらえるようなことをしていきたい。今回は埼玉県東部で盛り上がったが、今後は埼玉県全体の人に、ゆくゆくは世界中の人に、埼玉の野菜を食べてもらえるようにできたら」とも。

 2021年上半期は、コロナ禍でもさまざまに工夫し店や街を盛り上げたことや、人と人のつながりから生まれた動きなど、明るい「ハッピーニュース」が相次いだ。春日部経済新聞では、広域春日部圏のまちネタを中心に、まちが盛り上がり、元気が出るような話題や新しい動きを届けていきたい。

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