春日部市の居酒屋「ひょうたん」(大場)が10月6日、移転オープンした。
1995(平成7)年4月に根本久江さんが創業した居酒屋。2017(平成29)年に久江さんが亡くなり、夫の茂さんが店主を務めていたが、昨年茂さんも亡くなり、長男の妻の由香さんが新たに店主となった。
昨年10月に再開したが、入居ビルの老朽化により立ち退くことになった。根本さんは「近隣で場所を探していたところ、近隣にある居酒屋の店主さんが店を閉めて店舗を貸してくれることになった。前店を去る前、記念に写真を撮った時、これまでの思い出がよみがえった。『もうここには来ないのか』と寂しい気持ちになった」と明かす。
席数はカウンター=5席、テーブル=8席。
一番人気のメニューは、久江さんが考案した「豚からし」(650円)。焼いた豚ロースをスライスしたキュウリの上にのせ、からししょうゆをかけている。ニンニクとみそで味付けしたモツを焼く「白もつ焼き」(650円)などのほか、その日仕入れた食材でお薦めメニューを提供する。木曜は、馬刺しや馬肉ユッケもある。酒は焼酎、ハイボール、日本酒などをそろえる。
根本さんは「以前は赤ちょうちんのイメージで、ちょっと一杯飲んで帰るという感じだったが、新店では食べ物をメインに提供できたら。余裕ができたら店頭で焼き鳥も焼く。明るく元気にやっていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は18時~24時(木曜~土曜日は翌2時まで)。火曜・水曜・毎月15日定休。