ローストチキン専門店「鳥周 春日部店」(春日部市中央4、TEL 048-797-8095)が11月30日、オープンした。
ローストした鶏肉料理をテイクアウトで販売する「鳥周」は、2006(平成18)年に「おかやまバレスモ」(岡山市)が岡山県で創業。同県内に直営店やフランチャイズ店を展開している。県外初出店となる春日部店は、フランチャイズで「ロティール」(越谷市)が経営する。
創業者の小谷貴紀さんは、元々カレー店や漫画喫茶を経営していた。小谷さんは「ローストチキンを販売したいという父のアイデアを、3年ほど試行錯誤を繰り返して形にした。肉の仕込みをしっかりすれば、あとはロースターに入れるだけなので、フランチャイズ店でも同じ味が出せる」と話す。
「時間をかけてローストするのでやわらかい。ロースター内で落ちた鶏肉の脂は、回りながらまた肉に付くのでうまみが凝縮される。冷めてもやわらかく、冷めた方がおいしいというお客さんもいる」とも。
基本の味付けは塩で、数種類の塩をブレンドして使う。メニューは、皮と胸肉を交互に串に刺しローストした「名物串焼」(1本105円)、「骨無モモ焼」(1枚432円)、「骨付モモ焼」(1枚432円)、「丸焼」(1羽1,814円)、「とりどん」(大540円)などがある。
ロティール代表の坂下治男さんはIT関係の仕事をしていたが、長く働けるような店を持ちたいと考え、同店を開くことにした。坂下さんは「鳥周のフランチャイズ経営を考え、岡山県にある鳥周の店全てを回り、全種類を食べた。冷めてもおいしく、この店なら間違いないと思った」という。
「当店をベースの店として、ゆくゆくは周辺にサテライト店を出せたら。ロースターで焼く商品を出す店はほかにあまりないと思う。ローストチキンのおいしさを知ってもらえたら」と力を込める。
営業時間は10時~20時。水曜定休。