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宮代町「ロッコ」にビストロ 創業92年の酒店がワイン60種そろえる

(左から)中村泰成さん、石井芳枝さん

(左から)中村泰成さん、石井芳枝さん

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 「サカヤ×ビストロ Fusa Fusa(フサフサ)」(TEL 080-4572-1823)が「ROCCO(ロッコ)」(宮代町道佛1)にオープンして1カ月がたった。

ムール貝のペペロンチーノ

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 ロッコはリノベーションした平屋の空き家6戸に飲食店などが入る施設。うち4戸は常設店で同店は店舗番号「No.4」に入る。ギリシャワインをメインとし、東欧産ワインなど常時約60種のワインをそろえ、創作イタリアンを提供する。運営は吉川市で1930(昭和5)年に創業した酒店「十八屋」。

 同社は和洋中、酒全般を取り扱い、ワインを300種ほどそろえるワインの専門店「ワインショップFusaFusa」(吉川市美南)も経営。取締役の石井芳枝さんは「当社は飲食店に酒を卸しているが、ゆくゆくは酒屋直営の飲食店を開きたいという夢を持っていた。ビストロは、ワインショップのワインをはじめ、新しく仕入れたもの、ギリシャの一部の地域にしかないような珍しいものもそろえた。グラスで楽しんでもらえたら」と話す。

 メニューには、宮代町をはじめ地元の野菜を使う。石井さんは「季節の食材やオーガニックのものなどをなるべく使っている。料理に合わせたワインを提案している」という。

 平日のランチは、岩手県産の岩中豚を使う「岩中豚ロースのとんかつ」(1,320円)、「岩中豚のヒレカツ」(1,540円)などや、土曜・日曜・祝日は「ナポリタンランチ」(1,100円)、日替わりメニューなどがある。ランチメニューはテイクアウトできる。

 ディナーは、「チキンのグリル ハニーマスタード」(1,210円)、「ムール貝のペペロンチーノ」(1,430円)、「冷菜3種盛り」(1,320円)などがある。酒はワインのほか、ウイスキー、日本酒、なども用意する。

 石井さんは「今後、もっと地元の人と交流していきたい。ロッコの成り立ちにちなんで地元に根付いて、活性化の一助となれたら。ワインを飲んで楽しめる憩いの場として、ふらっと立ち寄ったり、記念日などに来てもらえたりしたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時30分~14時30分(土曜・日曜・祝日は15時まで、木曜はランチ休み)、17時~21時(土曜・日曜・祝日は16時から)。水曜定休。

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