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宮代町「ロッコ」にコーヒー専門店 春日部出身バリスタ畠山大輝さんが初店舗

畠山大輝さん

畠山大輝さん

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 6戸の空き家をリノベーションした施設「ROCCO(ロッコ)」(宮代町道佛1)に10月22日、コーヒー専門店「Bespoke Coffee Roasters(ビスポークコーヒーロースターズ)」がオープンする。

ハンドドリップで入れる畠山さん

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 1970(昭和45)年に建てられた6戸の平屋を、建設会社「中村建設」(宮代町)の社長で長男の中村英基さん、都内で設計事務所を開いている次男の和基さん、グラフィックデザイナーの長女の幸絵さんの3きょうだいが、飲食店などが入る施設に再生。総敷地面積は487.23平方メートルで、1戸の敷地面積は33.05平方メートル。

 店舗番号「No.1」には、日本のバリスタコンテストで2冠を果たし、世界大会で準優勝し、今月開催されたコーヒー豆の焙煎(ばいせん)技術を競う大会「JCRC(ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ)」で2位を受賞した畠山大輝さんが初めて実店舗を開く。畠山さんは春日部出身で豊春中学校、春日部東高校卒業。

 畠山さんは「以前は人材派遣会社で働いていたが、休みもなくハードだった。東日本大震災がきっかけで人生を見つめ直し、自分の幸せを追求した方がいいと思い至り退職した。退職後はボランティアや大学の講義アシスタントをしたりオンラインサロンで勉強したりするなどいろいろなことを学んだ」と振り返る。

 そうした経験を経てバリスタの道を選んだ畠山さんは「コーヒーのおいしさは十人十色。人の好みでおいしいコーヒーはいくらあってもいい。自由な世界だと思い、よりコーヒーが好きになった」と話す。自宅で焙煎したコーヒー豆を通信販売していることに加え、より大きな焙煎機で焙煎した豆を使ったコーヒーを提供するため店を開くことにした。

 コーヒーはブレンドコーヒーのみを扱う。「コーヒー」「カフェラテ」(以上500円~)をテイクアウトで販売する。

 11月からは焙煎した豆も販売し、豆のラインアップも増やしていく。畠山さんは「ゆくゆくは一人一人のお客さまの好みに寄り添ったコーヒーを販売したい」と笑顔を見せる。

 営業時間や定休日はインスタグラムで案内する。10月22日・23日は11時開店。

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