春日部にサッカースクール「FC ATOMU ACADEMY(エフシーアトムアカデミー)」(TEL 080-1096-8232)が4月に開校する。
幼稚園の時にサッカーを始め、豊野中学校サッカー部、浦和学院高校サッカー部に所属し、現在は社会人チーム「春日部あとむ」の監督を務める八並洸仁さんが代表の同スクール。
八並さんは2014(平成26)年、高校サッカー部を引退した後、豊野中学校の卒業生を中心とした春日部近郊の高校生13人と、社会人サッカーチーム「春日部あとむ」を発足した。同チームは2016(平成28)年にJFA(日本サッカー協会)に登録し、2022年からは県3部リーグで試合をしている。現在所属しているのは29人。
八並さんは「社会人チームをつくり、仲間と楽しくサッカーをするという中学生の頃からの夢はすぐかなえることができた。18歳の時には日本一のサッカー監督になるということを決めていた。自分が育成した選手で世界を目指したいという目標もあることから、社会人チームの下部組織としてスクールを開校することにした」と話す。
八並さんは昨年までサッカーコーチの仕事をしていたが、スクール開校のために仕事を辞め、アルバイトをしながら活動している。「不安もあるが楽しみの方が大きい」という。
スクールではサッカーだけではなく、団体競技を通して自分の意見や考えを持ち、行動を起こし、信念を持ってやり抜く力などを育むことにも力を入れる。対象は幼稚園の年中から小学6年生まで。場所はロスター春日部(備後東4)で行う。
現在、スクールの運営資金の一部を集めるため、49万5,000円を目標としてクラウドファンディングに「All or nothing形式」で挑戦している。2月20日に開始し、27日時点で21万8,000円の資金が集まっている。現段階ではスクールの開催を土曜日のみとしているが、クラウドファンディングで資金が集まれば週2回行う。
八並さんは「地域に愛され応援されることをモットーとしている。社会人チームは、いろいろな方に支えてもらっているからサッカーができていて、試合に負けられないという気持ちも強くなった。スクールでは、2042年のワールドカップに選手を出したい。選手が活躍すれば、地域の盛り上がりの一助にもなれると思う。応援してもらえたら」と力を込める。