マルシェイベント「かすかべ夜市」が5月12日、春日部駅東口改札付近の歩道で開かれた。
春日部駅東口付近は駅高架化の関連工事が進み、同駅付近にあったビルや旧東口駅舎が取り壊されるなど、大きく変化している。
昨年9月から、同駅付近の歩道で、春日部駅東口商店会連合会の若手メンバーで構成する「粕壁商店街next(ネクスト)プロジェクト」が、社会実験として同会に所属する飲食店の総菜販売などを行うイベントを始めた。
同プロジェクト部会長の三輪祐子さんは「高架化完成までの10年間は駅前が寂しくなるので、何とかしようとメンバーと相談した。にぎわいのある道路構築のための道路の指定制度『歩行者利便増進道路』(通称=ほこみち)という制度を使い、駅前に飲食店が少ないことが、まちの問題でもあることから、歩道に出店して総菜を買えるイベントを行うことにした。これまでの開催で、近隣在住の方や近隣で働いている人から、総菜が買えるので助かるという声をもらった」と話す。
今回出店したのは、「春日部駅前鍼灸(しんきゅう)整骨院」、中華料理店「けいらく」、インドカレー店「タージ・マハル」、おむすびなどを提供する飲食店「空と糸」、カフェ「ボーダーカフェ」、インドカレー店「ザ、ハベリ」。通りかかった人や近隣で勤務している人、それぞれの店の常連客などが立ち寄り、買い物していた。
三輪さんは「ゆくゆくは夜に立ち飲みができるようにするなど、少しずつ内容を変えていけたら。イベントを開催することが目的ではなく、日常的ににぎわう空間を作っていきたい。興味がある方は足を運んでもらったり、一緒につくったりしていけたら」と笑顔を見せる。
今後もイベントは月に1、2回開く予定。11時~15時の場合は「かすかべマルシェ」というイベント名で、休憩用の椅子も用意。16時~18時に開く場合は「かすかべ夜市」として行う。
次回は5月28日に「かすかべマルシェ」を開催。雨天決行・荒天中止。