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春日部の幼稚園で掃除や片付けの啓発イベント リンレイと多摩美大が産学連携で

室内を掃除する園児たち

室内を掃除する園児たち

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 リンレイ(東京都中央区)と多摩美術大学(世田谷区)の産学連携プロジェクトによる「片付け・お掃除体験イベント」が2月21日、春日部の藤塚学園 藤塚幼稚園(春日部市藤塚)で開催された。

紙芝居「ようかいいえあらし」を読み聞かせる多摩美大生

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 リンレイは、多摩美術大学と連携し、「日本は昔から美観や清潔さなどに対して意識が高く、この誇るべき『キレイ文化』を家庭や社会で将来世代に継承していくことは、衛生環境を維持向上するだけでなく、豊かな社会を作り上げることにつながる」(総合企画開発部  林梨恵さん)と考え、「日本のキレイ」と題した啓発活動を2016年4月から実施してきた。

 活動の一環で、園児たちが片付けや掃除の体験をする同イベントは今回が3回目となり、県内で行われるのは藤塚幼稚園が初めて。48人の年長クラスの園児たちに、多摩美術大学 美術学部の長岡華子さん(3年)と、松村玲花さん(3年)らが制作した紙芝居「ようかいいえあらし」を読み聞かせた。

 園児たちは、片付けと掃除の大切さをテーマにした物語を食い入るように聞いていた。その後は、新聞紙やおもちゃのブロックが散らかった室内を片付けたり、好きな絵を描いた紙をハンディモップに貼り付けたりし、自分の掃除道具を完成させて、モップで一斉に床を拭いた。

 参加した園児は、「いつも家でも掃除を手伝っている。今日はいっぱい掃除した。楽しかった」などと満面の笑みで話した。長岡さんは「紙芝居は伝えていくツールとして制作した。楽しく掃除ができたという思い出から、家庭での掃除に結び付けてもらえたら」とも。

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