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春日部で祭り「八丁目元旦祭」 深夜に神事やみこしで町内練り歩き

八友会会長の大島友和さん

八友会会長の大島友和さん

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 「八丁目元旦祭」が1月1日、八坂香取稲荷合社(春日部市八丁目1)で行われる。

2020年のカウントダウンの様子

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 下総国香取神社を勧請し、1429年に創建したと伝えられる同社。同社のみこしは1860年代に作られ、修繕しながら現在に至る。1979(昭和54)年に修繕した際、夏祭りだけではなく、参拝者の多い元日にもお披露目しようと、祭礼の一つとして「八丁目元旦祭」が始まった。

 同神社の保存や同祭りを行う地域の有志団体「八友会」の会長大島友和さんは「私は生まれも育ちも八丁目で、中学1年生から担いでいるし、父も担いでいた。今回は44回目の開催で、4年ぶりなので盛大に行いたい。近年は担ぎ手が減っているが、今回は祭りなどの地域文化の継承を目的とした市内の団体『襷(たすき)』のメンバーにも声をかけた。祭りの楽しさを広め、若い人も増やして伝統をつないでいきたい」と話す。

 31日の23時ごろから神事を行う。その後みこしを宮出しし、町内を練り歩く。新年はみこしを止め、参加者と共にカウントダウンをして迎える。境内では、笛や太鼓の演奏や、甘酒が振る舞われる予定。

 1日1時まで。小雨・小雪決行。

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