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春日部でリノベーションまちづくり講演会 「住民が目を向ければまちは変わる」

質問者の「一緒にまちづくりしたい人」の問いかけで挙手する参加者と、青木純さん

質問者の「一緒にまちづくりしたい人」の問いかけで挙手する参加者と、青木純さん

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 「リノベーションまちづくり講演会」が3月18日、ふれあいキューブ(春日部市南1)で行われ、青木純さんによる特別講演「新たな公共のつくりかた」が開かれた。主催は春日部市・日本工業大学。

池袋の事例「IKEBUKURO LIVING LOOP」

 空き店舗や遊休不動産を生かすまちづくりのための「リノベーションまちづくり講演会」。「カスタマイズ賃貸」で、賃貸住宅の新しい形を提案し、経産省「平成26年度先進的なリフォーム事業者表彰」を受賞した、「まめくらし」の代表取締役青木純さんが講演した。青木さんは、公共空間の活用を民間主導の公民連携で実践し、リノベーションスクールを全国で展開している。

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 講演のはじめに、「『状況をつくり、日常を育てる』今日はこれだけ覚えていただければ十分」と話した青木さん。他地域の事例として、手に取りたくなるデザインの街の情報誌を発行し、市民がマーケットを開くなど、にぎわいが醸成されている岐阜市の柳ケ瀬商店街や、青果店を営む一人の市民が空き店舗を無くすためにナイトマーケットを始め、多くの来場者が来るようになった静岡県沼津市、公民連携で活動している草加市などについて説明した。

 「子どもに未来の風景を残せるかどうか。年齢や立場など関係無く、皆さんが未来にまちを受け継いでいく使命を持っている」と力を込めた。子どもと参加した市内在住の女性は、「ワクワクが春日部で始まりそうな気がした」と話し、市内在住20代男性は「1人でも地域を変えたいという人がいれば地域は変わる。春日部でもムーブメントが起きていると思う。あとは広げるだけ」と話した。

 20年ほど前に不動産の仕事で春日部に来たことがある青木さん。「時代の流れがあるので、昔と同じような形にするのは難しいが、住んでいる人がまちに目を向けた瞬間にまちは変わる。自分の暮らしを良くしたいと思う人が集まってつながる場所が必要」と話す。

 質問者の「リノベーションスクールでまちづくりがやりたい人をどのように集めたらいいのか」との問いに、「この場で聞いたらいいですよ」と青木さんは回答。質問者が問い掛けると続々と手が挙がった。講演会には176人、懇親会には78人が参加し、名刺交換や意見交換をするなど活発な交流が行われた。

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