食のイベント「第6回 熱いっス!kasukabe!焼きフェス!」が3月21日、春日部駅西口広場(春日部市中央1)で開かれた。主催は∞一粒会(むげんだいひとつぶかい)。
生産者と消費者をつなぐことや、食の楽しみ・大切さ・安全や、調理方法を広めることを目的とした同イベント。3周年を迎えた今回は、10店が春日部産の農産物を使った限定メニューを提供する「3周年記念調理品コンテスト」も行われた。
∞一粒会の代表矢島美和子さんは、「私が子どものころは市民が集まったりし、コミュニケーションを取る場面が多かった。今回のように椅子ではなく、地面にシートを敷いて座ると、隣の人との会話が自然に生まれる。古き良き時代のコミュニケーションを取り戻したい」と話す。
コンテストでは、居酒屋「山蕗(やまぶき)」が市内にある「中山トマト園」のトマト使ったポタージュ、バー「Funny guns」が小嶋養鶏の卵や野口農園のイチゴなどを使った「Sweetsフレンチトースト」、バー「R‐151a」の「春日部産キャベツ焼き」などがあり、来場者の投票で「Sweetsフレンチトースト」と「春日部産キャベツ焼き」が同票1位となった。
市内在住の小学6年生岩口和暖(いわぐちかのん)さんの歌声披露や、大道芸人「めぐ」さん、吹奏楽団「かすかべMUSICA・PIACERE(ムジカ・ピアチェーレ)」の演奏などもあった。
2回目の来場という市内在住の女性は「地産地消で、値段も安く、おいしいものが一堂に集まっているので良い」と話していた。来場者同士、来場者と出店者が会話している様子が多く見られた。