5月に開催される「大凧(おおだこ)あげ祭り」の2張目のたこに書かれる新元号「令和」の文字書きが4月14日、旧宝珠花小学校体育館で行われた。庄和大凧文化保存会・上若組と参加者が「令和」の字を書き上げた。
江戸時代から行われ、国選択無形民俗文化財に選定されている「大凧あげ祭り」。大だこの大きさは縦15メートル・横11メートルで、縦30センチ・横45センチの和紙を3000枚ほど貼り合わせたものに、水性塗料で文字や背景を塗っていく。
2月24日には「元年」の大だこ文字書きが行われ、今月7日には、たこの骨組みやたこを掲げる足場を作るなど、祭りに向け準備は着々と進んでいる。この日は上若組約30人と参加者10人ほどにより、「令和」の文字が書かれた。
庄和大凧文化保存会の川島栄会長は「昨年の大だこ2張の文字は、『平成』と『感謝』だったが、今年は新時代の幕開けで『令和』『元年』とした。上若組・下若組共に今まで以上に大だこをあげる意気込みがすごい。皆さんに感動を与えられたら」と期待を込めた。
3歳の子どもと共に参加した市内在住の家族は、「大だこがあがるのは見たことがあるが、すごい迫力だった。今回は新元号で始まりを感じる」と話し、文字書きで色を塗った子どもは「楽しい」と笑顔で話した。
「大凧あげ祭り」は、5月3日・5日に江戸川河川敷(宝珠花橋下流)で開かれる。